2021 October

 

 
 
パリのマルシェにはハーブだけを扱うスタンドがありパクチー好きの我が家の常備菜でもあるコリアンダー、日本でも見かけるとつい大束で買ってしまう。パクチーと言えば生春巻き、手巻き寿司の様に各自で好きなトッピングを巻くのも楽しい。爽やかなパクチーの香りに昔訪れたヴェトナムを想う。

 

 
 
 
10月に入り緊急事態が解除されオンラインは対面に、にわかに忙しくなる。以前の様にオンラインの打ち合わせの合間に下ごしらえ、と言うわけにもいかず「シンプルなたんぱく質」。モッツレラチーズと手羽先のグリル、冷えたロゼワインをお供にアペリティフのようなディナー、そしてもう一仕事。

 

 
 
 
いつも楽しみにしている義母から届くお惣菜。飴色に煮た大根と昆布に鮮やかなエビの色が美しいアクセント、萩焼の器にそっと盛り付け恭しく頂く。とろとろの大根が深々と美味しい・・・。

 

 
 
パリに本店のあるウッディなカフェで久しぶりに友人とアペリティフ。長い間封印されていた夕方のワインは殊の外美味しくパリの様にフリットをつまみつつお喋りは尽きない。緊急事態宣言は解除されても時短営業は続き、19時を過ぎると誰も居ない・・・。

 

   
 
 
 
 
 
母が残したレシピブックから毎回一品、少し手間のかかるメニュウを丁寧に作るのが最近のマイブーム。今回はポテトサラダと並んで、意外に面倒で難しいオムライスにトライ。ケチャップとウスターソースをフライパンで煎るように炒め水分を飛ばす、ご飯はあらかじめバターで炒めソースを吸い過ぎないように粒に油膜を作る・・・、丁寧に手順を省かず出来上がった至福のオムライス、天国の母に見て欲しい。

 

 
 
 
10月だというのに汗ばむほどの陽気も嬉しく、久しぶりのウォーキングの後はテラスでランチ。メニュウも冷たいお素麺と10月とは思えないチョイス、食後のコーヒーまでテラスで過ごす暖かな一日。

 

 
 
 
普段はワインがメインの我が家も最近焼酎を始め「お家居酒屋」のようなメニュウも楽しい。牛肉のたたきに鶏団子、カブの煮びたしや蓮根のハサミ揚げをお供に焼酎はお湯割りで。透明感のある味と温かさがとても美味しい。

 

 
 
忙しい日のディナーは決まって「タンパク質と温野菜」、イカのグリルにはパプリカのソテー。モッツアレラチーズと生ハムには茹でたズッキーニ、豚肉のタンドリー焼きには火を通したレタス。組み合わせは無限だけれどパターンを決めておくと更にカンタン。グラスワインをお供にアペリティフの様なディナー。

 

 
 
 
コロナ禍になりレストランはもちろん、友人宅でお食事をご一緒することなど一切なかったこの1年半、写真家の友人宅で久しぶりに集まる。ドライトマトの風味が深々と美味しいシーフードのアクアパッツアとスパークリングワイン、積もる話をお供にあっという間に時間が過ぎる。

 

   
 
 
宣言解除でにわかに忙しくなり、ゆっくりディナーも出来ない日々が続くとお料理好きの私には少々ストレスフル。早目のアペリティフには軽めの赤ワインと生ハム、お腹が空きすぎないように夜のアトリエ仕事に備える。

 

 
 
パスタのソースは無限に組み合わせがあるけれど、やっぱり基本はトマトベース。最近凝っている「ざく切り玉ねぎのトマトソース」、大き目に切った玉ねぎを炒めず茹でるように煮てひき肉とトマトを入れたらスグに火から下ろす。玉ねぎの甘みを味わうようなシンプルで美味しいトマトソース。

 

 
 
 
ランチは手早く出来る「麺モノ」、定番のジャージャー麺や大根おろしをたっぷり添えた肉うどんなど、お野菜たっぷりでツルツル頂けるのも嬉しい。

 

 
 
 
軽井沢では夕食は和食、鱈のみりん煮や鮭の照り焼きをメインに胡瓜の糠漬け、塩麹を入れたひきわり納豆、大根おろしにイクラの醤油漬け、冷奴にはイワシの削り節など、マドンナのマクロビメニュウのような超健康食。

 

 
 
母が大好きだったハロウィン、今年はカボチャのスープにトライ。蒸して中身を取り出したカボチャに牛乳とバターを入れてコトコト煮る。チキンソテーとサラダのシンプルなプレートに熱々のスープを添えて。いささか顔いろの悪いカボチャもご愛嬌。

 

 
 
 
パリに着いたばかりの頃、アパルトマンの大家さんに連れられて初めて訪れたIKEA。広大なインテリアショップに目はクルクル、ひと休みに頂いたシナモンロールとコーヒーの美味しかったこと。IKEAのシナモンロールは今も思い出の味、温めてジャムやフルーツを添えて。

 

 
 
 
義母から届くお惣菜はいつも楽しみ。昔ながらの筑前煮は大根、里芋、人参、牛蒡、蓮根、筍、肉厚のどんこと体に良い食材ばかり。鶏肉のお出汁でふっくらと炊きあがった艶々の煮物をお重に移し恭しく頂く。

 

 
 
ゴージャスなデコレーションの濃厚なお菓子より、シンプルなパウンドケーキのようなさっぱりした甘さが私好み。オンラインの打ち合わせが続く日々、単調な事務所時間の中でティータイムに頂くケーキと紅茶はささやかな癒し。

 

 
 
 
義母の家庭菜園は大変な豊作。新鮮なジャガイモがたくさん届いたので早速パリのビストロの定番メニュウ、アッシパルマンティエを作る。ひき肉と玉ねぎを炒めマッシュしたジャガイモをかぶせるように重ねチーズを載せてオーブンへ。こっくりとした赤ワインをお供に。

 

 

   
 
 
diary index 今年は早めにハロウィーンのカボチャのスープを作ったので、少しの間ちょっと怖いカボチャをオブジェの様に楽しんだ。ハロウィーン当日は中にグラタンを詰めて、トロトロのチーズとホクホクのカボチャがとても美味しい。 page top

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